知る人ぞ知る「餃子の街、川崎」。今日は、川崎で初めて餃子を出したという老舗中華料理店、中華 成喜に行ってきました。
新川通りからチネチッタ通りへ入り、すぐ左手の小道を曲がると空腹を刺激するメニュー看板がお目見え。
目と鼻さきにあるチネチッタは、イタリアの風が吹く異国情緒溢れる街並みだというのに、成喜がある小道に一歩入れば、昔ながらの素朴な川崎が顔をのぞかせます。少しノスタルジックな気持ちでお店の中へ。お昼12時にはまだ早いというのに、すでにサラリーマンや地元のお母さん、お父さん達でいっぱい。みんな「勝手知ったる」という雰囲気です。長い間常連さんに愛されているお店なんですね。
頼んだのは、おすすめメニューの餃子と成喜特製太麺の焼きそば。
まずは焼きそば。麺が、太い。甘めのソースが太麺に絡んで、箸が進みます。麺は柔らく、野菜のシャキシャキした歯ごたえとの取り合わせが◎。屋台の焼きそばとも違うし、懐かしい感じだけれど、家では決して作れない味。絶妙です。
そして、今日の私的メイン、「餃子」!
餃子と言えば、宇都宮や浜松あたりが全国的に有名でしょう。東京では、お隣の蒲田が羽根付き餃子発祥の地として知られています。
しかし!川崎市民としては声を大にして言いたい。「今、餃子が一番アツい街は、川崎だ!」
実は川崎は、関東でも随一の餃子激戦区。街を歩くと、餃子がウリの中華料理店やチェーン店はもちろん、餃子専門の新店舗が目につきます。その情熱は燃え続け、2007年には「かわさき餃子舗の会」が発足。新たなタレ「かわさき餃子みそ」を開発して、これまでにない新しい食べ方を提案したりと、次世代の川崎餃子文化を作っているのです。
中華成喜の餃子も、もちろん「かわさき餃子みそ」でいただきます♪
黄金比[かわさき餃子みそ7:酢2:ラー油:1]を忠実に守り、いざ実食。
…皮、モチモチ。わたくし、餃子は餡より皮が大事と考えております。このモチモチの皮、程よい噛み応えで甘みもあって、とても美味しいです。そして、餡は肉汁たっぷりで、優しい味わい。主張し過ぎてないので、みそダレがよく合う。醤油ベースのタレよりもまろやかで、より皮や餡と絡みます。タレが絡みやすいことでむしろ、餃子本来の味が引き立つようです。
みそ、良いですね~。
それぞれのお店の餃子の特徴によって、全く違った味に出会えそうです。
川崎ならではの餃子の楽しみ方ですね!