少しずつ暖かい日も増えてきたこの頃、だいぶ遅れての初詣に行ってまいりました。場所はもちろん、川崎の顔、川崎大師でございます。
節分もとっくに終わった平日。人もまばらだろうと思いきや、これが全く。お一人様や家族連れの参拝者はもちろん、会社の厄払いなのか、スーツ姿の団体もいれば、保母さんに手を引かれた園児たちの集団もおります。さすが、関東きっての厄払いの名所です。
お護摩受付所で護摩祈祷の申込用紙を記入し、大本堂へ。毎年伺っていますから、もう慣れたものです。滞りなく厄払いを済ませ、あとはお待ちかねの参道巡りに繰り出します。
参拝の時に必ず寄るのは、お煎餅屋さんの寺子屋本舗。ここの「ぬれおかき」が大好物で、定番の甘口醤油のぬれおかきに加え、特上のりとざらめのお煎餅もゲット。おかきやお煎餅は店頭で焼きたても売っていて、食べ歩きにもおススメですよ。
今回、新たに目に留まったのは、ごま専門店「ごま福堂」。いつの間に!と思ったら、昨年の春にオープンした新しいお店なのですね。しかも、調べてみたら寺子屋本舗さんがやっているお店だそう!それだけでも、期待大です。
店内では、セサミマイスターなるおじ様が杵でごまをついています。この「つく」というのがポイントで、すり鉢ですってしまうと脂分出て酸化が進み、えぐみが出てしまうそう。そのため、ここでは「つく」ことで、豊かなごまの風味をさらに引き出しているんですね。なんとも良い香りに惹かれ、一番人気という「杵つき金ごま」を購入。炊きたてご飯にスプーン2杯のごまを投入。その上に醤油をひと掛けしていただきました。これがまた、香ばしく美味しい!すっかりハマってしまい、それからほぼ毎日、おにぎりにして会社に持っていっております。
ランチは、川崎大師グルメが特集されると必ず名前が上がる老舗の蕎麦屋さん、松月庵へ。
蕎麦はさることながら、ここは特大の海老天も人気で、私もいつも海老天がつくメニューを選びます。今回は天ぷら蕎麦を。もうね、どんぶりからはみ出す大きさに、何度訪れても心が躍りますよ。おつゆは甘めで濃いめ。でも、お蕎麦の風味もしっかり感じます。海老天を浸しながら、衣のサクサク部分とおつゆで柔くなった部分の両方を楽しむのが至福です。お店オリジナルのゆず七味をかけると爽やかさがプラスされて、また良いですよ。今回もあっという間に完食です。
遅ればせながら、2020年、大満足の初詣となりました。