異例尽くしの2020年も、あと半月足らず。
「オリンピックはどうなるんだ！？」…なんて言っていたのがずいぶん昔のことのよう。今年は特に、お祭りなどの恒例行事やイベントが軒並み中止でしたから。季節の変化を感じぬままに、一気に師走となってしまった感覚です。
しかし、どんな時でもクリスマスはやってきます。にわかに灯りだすイルミネーションや、街に流れるクリスマスソングが、その訪れを知らせてくれるのです。でもやっぱり、今年はちょっと控えめでしょうか。みんなでワイワイ騒ぐことのない、静かなクリスマス。しかも世界中。それはそれできっと、人生で2度とない貴重な体験です。どっぷり堪能して、記憶しておこうと思います。
それでは、特別な2020年を彩る川崎のクリスマスイルミネーションの一部をご紹介します！
まずはアトレ川崎。1階の吹き抜け広場に、2階まで届く大きなモミの木がお目見えです。根本には、たくさんのプレゼントを積んだトナカイとサンタのプレート。オーソドックスでほっこりする装飾は、年代問わず愛されます。よく親子連れがツリーの前で撮影していますよ。
川崎のイタリア、ラ チッタデッラは、今年はシックな大人仕様。建物の縁には淡いシルバーのライトアップが施され、まるで雪が降り積もっているかのよう。メインエリアのガラスタワーも白い光を放ち、厳かな雰囲気です。一帯が白銀の世界に染まり、本場ヨーロッパのクリスマス気分が味わえます。
今年も異色を放っているのは、ラゾーナ川崎です。なんと、今年はハリー・ポッターとコラボ！「ハリー・ポッターと賢者の石」映画20周年を記念してのコラボ企画だそうですが、これが結構本格的なんです。
ルーファ広場には、縦横10メートルを超える巨大なホグワーツ特急がドドーンと登場！近くで見ても、細かい所まで作り込まれていて感動します。ポッタリアンの間では既に有名なのか、ハリーのコスプレをした人たちが列車をバックに記念撮影している姿もチラホラ。
土日には、ルーファ広場で泡の雪が降るというイベントも開催しているそう。幻想的なスノーマジックで、よりハリー・ポッターの世界観を楽しめますね。
ちなみに、ラゾーナの建物内にも、ハリー・ポッターの世界をイメージしたオリジナルツリーが設置されています。あちこちにあるので、遊び感覚で何本あるのか探してみるのも一興ですよ。
イベントがない分、イルミネーションの存在がありがたく感じます。買い物帰りにチラッと目にするだけでも、クリスマス気分がアップ。なんだかワクワクしてくるから不思議です。
たぶん、商業施設の担当者さんは、今年のクリスマスをどう演出したらいいものか、例年以上に悩まれたはず。そんな、街を作る裏方さん達の気持ちにも想いを馳せる年となりました。