なんとなく街ゆく人が少なくなったような、今年の春の始まり。アゼリア川崎では、2店の飲食店がオープンしていました。
ベトナム料理とスイーツを提供する「ベトロア」と、熟成焼き芋の専門店「芋王」です。
気になってはいたものの、あれよあれよと言う間に外出自粛→非常事態宣言。訪れる機会を逃し、早くも半年足らずが経過。今回やっと、やっと行けました！
まずはベトロアからご紹介。
全面グリーンの壁にカラフルなプラスチック製の椅子。キッチンからはアクセントの強い異国の言葉。その空間だけ、ベトナムの街角にある屋台のような趣です。海外に行けないという今の切ない気持ちも相まって、にわかにテンションが上がってきます。
訪れたのは、平日のランチタイム。お手頃価格で提供される、牛肉のフォーとドリンクのランチセットをオーダーです。
数分も待つことなくやってきたフォーは、想像以上に具沢山。牛肉もさることながら、麺が見えないほどのパクチーが圧巻です！しかも、別皿に盛られて追加用のパクチーまで付いてきます。パクチー好きには嬉しいかぎりじゃないですか。
スープは牛肉の旨味が滲み出たやさしい味わい。淡白でツルツルした麺と、たっぷりの香菜がいい具合に調和されて、アジアンな風味がフワッと鼻から抜けます。終盤では追いパクチーで刺激をアップ。最後まで美味しくいただける、嬉しいサービスですね。
東南アジアのゴチャゴチャ感とパワフルさが詰まった、満足の一皿でした。
ちなみにここは、ほとんどのメニューがテイクアウトOK。次はベトナムのファストフード、バインミーをテイクアウトする予定です！
アジア料理の後は、日本スイーツの代表、焼き芋です。
「芋王」。なんて自信満々なネーミングなんでしょう。でも、それもそのはず。有機の土からこだわったオリジナルのさつま芋を、独自の長期熟成技術で作ったという焼き芋です。糖度、平均50度以上ですって！キングを冠したい気持ち、分かりますとも。
ただ、訪れた日は30度近い夏日。焼き芋は食べたいけれど、熱々はちょっと…ということで、選んだのは冷やし芋。その名の通り、冷や冷やの焼き芋です。食べるのは人生初。ショーケースには、霜が付いた焼き芋がずらり。焼き芋を見て涼感を得たのも初めてです。
冷やし……シャーベット状になっているのかしら？ガリガリと歯で砕く感じなのかしら？
なんて、色々想像していましたが、冷え冷えと言っても、ちょっと解凍してから食べるのですね。なので、シャーベット状でもガリガリでもございません。言うなれば、ねっとり＆なめらか。焼き芋とはまた別のスイーツみたい。これは、新発見です。少しスイートポテトみたいな味わいもあって、冷やしただけなのに、なんだか立派なデザートに格上げされたよう。これは、ちょっと、ハマってしまうような予感がします。
やっと行けた春のNEW OPEN２店舗。暑い夏の間に、せっせと通う自分の姿が想像できる、私好みのお店でした♪