夏休み真っ最中ですね。皆さま、どこかお出かけされたでしょうか?やれ酷暑だ台風だと、今年の日本列島はどこに行っても大変そうですが、夏気分も味わいたいですよね。夏と言えば、「祭」です。行ってきましたよ、「夏祭り in ラゾーナ」!
私が子どもだったウン十年前は小さな駅にも商店街があって、毎年夏には商店街主催の夏祭りがあったものです。大型スーパーの台頭で個人商店はどんどん閉店し、ほどなく商店街自体もなくなってしまいました( ;∀;) (ちなみに、私の地元は川崎のお隣、大田区でございます)
もともと、店主の個性が見える小売店と雑多な商店街に惹かれる私、近所の人たちしか来ないような、こじんまりした夏祭りが好きです。それがまさか、大型スーパーどころか、大規模商業施設ラゾーナで味わえるとは…。
祭りの開催場所は2階のルーファ広場。中央に盆踊りの櫓が立てられ、周囲には屋台が並びます。今年リニューアルして芝生となったルーファ広場。安らげる芝生の懐の深さなのか、セットによってマルシェになったり公園になったりと印象を変え、商業施設のど真ん中ということを忘れてしまう力があるのですね。今回は、違和感なく「小さな町のお祭り」の会場に変身していました。連なる屋台も、ヨーヨー釣りや金魚すくい、射的にお面、綿アメと、昔からある定番ばかり。なんだかノスタルジックな雰囲気が郷愁を誘います。
そして真ん中の櫓の周りには、円を描いて盆踊りを踊る人々。浴衣の人や洋服の人、いろいろ混じってはいるのですが、浴衣の人たちの中に、ひと際いなせな方々が。浴衣の着こなしが粋で格好よく、踊りにキレがあります。むむ、ただ物ではない…。はい、すぐググりましたよ。この粋でいなせな踊り子さん達、「イマジン盆踊り部」という鎌倉で結成されたグループの方々だそうで、老若男女に生演奏で踊る楽しさを伝えるソウルフルな団体とのこと。ソウル、感じます!まさに子どもから大人まで、嬉しそうに笑顔で踊っていました。
ふと後ろを見ると、これまたシャレたお兄様が和太鼓を叩いております。こちらは、「和太鼓 大元組」という、拠点である東京都「大」田区を「元」として、世界に羽ばたける人材を育成しようと結成された団体の方だそう。ジャンルに囚われない和太鼓の演奏活動を国内外で行っているのだとか。伝統を大切にして今風に伝えていく…ステキです( *´艸`)
都会の真ん中、生演奏と盆踊りと屋台と…新しい街の形を見たような、そんな夏祭りでした♪