川崎のパワースポット稲毛神社のほど近く、昨年の夏にオープンした一軒のカフェがあります。その名も「和かふぇ かたなし」。
川崎市役所のある大通りに面し、ずっと気になってはいたものの、賑やかな駅周辺から少し歩くため、なかなか訪れる機会がありませんでした。今回、足を運んだのは、ランチに「川崎サンド」なるものがあると知ったから。か、かわさきさんど?地元民としては無視できません。一度試してみなくては!…ということで、初訪問です。
店内に入ると、笑顔の素敵な店員さんが明るく出迎えてくれます。入口の大きさからこじんまりした小さなお店かなと思いきや、奥行きがあって中は結構広いです。時間は12時ちょっと過ぎ、すでにお客さんでほとんどの席は埋まってましたが、ラッキーなことに奥のソファ席をゲット。「モダン大正ロマン」がお店のコンセプトなだけあって、ステンドグラスやアンティークソファ、壁に飾られたセピア色の写真が、その雰囲気を盛り上げます。
さてさて、それではお目当ての「川崎サンド」を。
「川崎サンド」とは、以前このブログでもご紹介した「ベーカリーフクナガ」の玄米パンを使った和風サンドウィッチのことだそう。具は、肉じゃが、豚角煮、豆腐バーグ、バンバン(黒ごまマヨを使った棒棒鶏風)、おいなり(ひじきときんぴら)の5種類。いずれも個性的で、迷いに迷って、肉じゃがサンドに決めました。ランチセットには、川崎サンドの他、サラダ、小鉢、スープ、茶碗蒸しが付いてきます。身体に優しいおばんざいが嬉しいですね。
では、お目当ての「川崎サンド」をいただきます。肉じゃがにはキムチが入っていて、程よい辛みが大人風味。じゃがいもがマッシュされているので食べやすいのも高ポイントです。そして、この玄米パン、パンの形容としてはふさわしくないかもしれませんが、「みずみずしい」のです。パサつきが一切なく、とてもしっとりしてるので、和の具材とよく馴染んでます。なんでこのパンが選ばれたのか、激しく納得。他の具材も全て試したくなる美味しさです。
ランチセットが好みのテイストだったので、ついついスイーツも。
深緑のマーブル模様が美しい、抹茶チーズケーキをオーダー。レアチーズが濃厚で、ほんのり感じる酸味に、ほろ苦い抹茶がベストマッチです。チーズと抹茶、一方の風味に偏るのではなく、どちらもきちんと感じます。他にも柚子タルトやどらケーキなど、心惹かれるスイーツメニューが。食べてみたい料理がたくさんあるお店は、メニューを見ているだけで心が躍ります。店員さんの接客もとても気持ちいいし、行きつけのお店になりそうです♪